違和感

翻訳者の情報発信に目を通していて、時々感じる違和感・・・。
これはもしかしたら、翻訳者でなくても、他のビジネスでもそうなんですが、
ちょっと結果が出ると、なぜか威張ってしまう人。「もしもし、あなたはそんなに偉いですか?なんでそんな威張ってるの?」とつい聞きたくなってしまいます。

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実はこれって子供にありがち

子育てアルアルですが、子供ってちょっと何かできるとすぐつけあがる威張るんですよね。親側としたら「たまたまやろ?」と思うのですが。

もちろん、仕事で「たまたま」はありません。翻訳者の場合もそうです。結果が出るということは、それなりの努力をしてきたわけで(もちろん、バックグラウンドがあることも含めて)、継続して仕事が来ている人達も、それなりのことを着実にやってきたからこそ今の状態があります(その方向性が合っているか否かは別として)。

ネットビジネスは、「たまたま」のことも多いと思いますが、結局数年継続できているということは、それなりのことを裏で継続的にやった結果ですよね。

表では、「寝たいときに寝てる」「気が向いたときだけやっている」と言ってはいますが、忘れてはいけないのは、「寝たいときに寝てる」→「でも起きている時は常に全力投球」であること、「気が向いたときだけやっている」→「でも気が向いているときの集中力は超人並み」であること、ですよね。

表向きの言葉だけ聞いて、その言葉だけを信じて、この裏の顔を想像出来ない人はアウトです。

以前、翻訳セミナーで、レバレッジ特許翻訳講座の元受講生である藪内達也さんのセミナー(「特許翻訳丸裸セミナー開催のご案内」)を開催したのですが、そのときに藪内さんが「僕も集中力はそれほど持ってない方で」と言っていたのですが、「それを今の自分レベルで考えてはいけない」点に気づく必要があります。

つまり、集中している時の藪内さんの集中度は?という点にフォーカスするべきであって、「あの藪内さんさえ、集中力が続かないと言っているのだから、自分が続かないのは当たり前じゃん」で終わってしまうと結局自分のためにはなりません。

ちょっと話の方向がずれてきましたが、ただ、このとき、裏側ではどのような状態であるか自分がわかっているだけ(つまりある程度必死にやった期間があった)に、ちょっと結果が出ると、王様のようにふんぞり返る人については大きな疑問を感じるわけです。

「何で急にそんなに気が大きくなるの?」
「それを継続する方が大事じゃないの?」
「そんなに凄いことを成し遂げたと思っているの?」
と、大きなマイクを片手にその人の心境をインタビューしに行きたくなります。

フリーランスでやっている限り、明日の我が身もわからないのが実情。それまで順風満帆であっても、いつ何が起るかわからない。

翻訳会社が今、実はその経営自体が傾いているかもしれない、
今は翻訳会社は安泰でも、ソークラ自体がこけたら、あっという間に翻訳会社が傾く。そうすると自分に仕事が回ってくることはない。

そういう危機感があれば、上から目線での発信はできるわけがないと思うのですが・・・。あ、もちろん「講師」という立場の方、経営者の立場の方は別です。

ある程度、受講生なり、従業員なりを尽き動かす必要があるために、そういう上からでの視線でもの申す必要があることは理解できます。私が師事した恩師もかなーりそういう意味では、きつい言葉を投げかける講座ではありましたが、そこは上手くスルーできるわけです。ここでのスルーは、無視するという意味ではなく、私としては、「本当にそうだよな。おっしゃる通り。自分もそういう点は徹底的に治さなければいけないなー」と考える性格だったので、気になりませんでした。

でも、一翻訳者、一個人事業主が今現在仕事があるからと言って、上から目線で情報発信しているのを見ると、ちょっと冷ややかに見てしまいます。そういう上から目線は、「ブランディング」戦略なのか、その方の性格であるのかは知る由もありません。

リアルでお会いしてみたら全然そんな雰囲気の方ではなかったということも考えられるかと思います。ただ、少なくとも勝手に威張ってるだけだな・・・と思ったら、時折はどれどれとその方の情報発信を見にいくこともあるかもしれませんが、「ファン」にはならないですね。上から目線で発信している情報よりも、自分の思考を自分の言葉であれこれ発信されている方のサイトの方に面白さを感じますし、その方の変化に興味があります。


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新人さんには効果的なのかな?

こういった上から目線の発信は、翻訳者を目指す人にとっては効果的なのでしょうか?やったことがないからわかりません。私も自分が知っていること、経験したことについては、ちょいちょいこうして情報を発信していますが、私の中では上から言っているつもりはありません。

時に、翻訳を始めたばかりの方にとっては「キツぃ」ことを言っているように聞こえても、自分が歩いてきた道なので、この翻訳道を継続していくには、自分も変化していく必要があり、いつまでも「翻訳支援ツールを使う必要はない」と言っているわけにはいかないので、苦手なツール関係にもチャンレジしてきました。

でも、だからってそれは「当たり前」のことであって、何もすごいことを成し遂げているわけではないんですよね。次に挑戦するものがあるので、いつまでも「上から」にはならないのです。

上から視線は、自分の不安を打ち消すため?

もしかしたら、「上から目線」での発信は、ご自身の不安を打ち消すためのものなのかもしれません(しつこいようですが、恩師の話をしているわけではありませんww)。今まで、翻訳の仕事をなかった人が、仕事の依頼を受けた時点で急に「翻訳で稼ぐなんて簡単!」と言い始めたら危険信号です。

それを継続することの難しさを語らなかったら危険信号です。なぜならそのことについて、その人は危機意識を持っていないからです。「自分に仕事が振られる状態が、自分が継続している限りいつまでも続く」と思っている危険があります。

「今は仕事があるかもしれないけれど、1ヶ月後はどうなっているかわからない」と考えている人は、「翻訳で○万円も稼げないなんてちゃんちゃらおかしい」という発言はできないはず。

ただ、明日の我が身が分からない点については、翻訳者だけでなく、仕事をしている人すべてに言えることですよね。

くどいようですが、意図を持ってそうした上から目線での発信をしている人は、今回の話の対象外です。私が言っているのは、翻訳者になりたての人で、急に「上から」になった人の話です。

これから情報発信をしようと考えている人は、こうした痛い人にだけはならないように重々気をつけましょうね。

自分のブランディング戦略のために、ブログでも立ち上げようかなと考えている方は、「自分のウェブサイトを立ち上げて名刺代わりに活用しよう」もご覧ください。

WordPressオンライン教室公式サイトでは、モニター生の募集も開始しました。
今後、翻訳者としてご自身を売り込む際には、こういったサイトを持っていた方が有利となります。ただ、そのサイトを有しているからと言って、仕事の善し悪しが評価されるわけではありません。これは入り口にすぎません。その点については、翻訳支援ツールを使えるからと言って、総合的な仕事の評価があがるわけではないのと同じです。

翻訳会社側は、トライアルのみで人材を採用することの難しさを痛感していると思うので、こうしたサイトを提示することで、他の翻訳者の差別化との1つの手段となる「のみ」です。まもなく、翻訳者が営業用にサイトを運営しているのは当たり前のことになり、「サイトの1つも持っていないなんて、翻訳者として本気でやっていく気があるのか?」と思われる可能性もあるかもしれません。トライアル問題を送ってもらえる1つの武器に成る可能性もあるわけです。

その時取引先の方が見たときに、痛い発信になっていないよう、重々注意をしておきましょうね(「上から目線での発信」と「自分がある人の発信」はまったくの別物なのでご注意を)。

そこで疑問になるのが、翻訳会社にとっては痛い翻訳者とは?という点になるかと思いますが、これについては、また次の機会に書きたいと思います。

おわりに

最後に取って付けたようになりますが、翻訳支援マスター講座を一緒に展開してくれているパートナーの大島は、サイト制作に非常に詳しい人間です。特許翻訳やゲーム翻訳に携わっていたこともありましたが、現在、「少しずつ実績を積み上げています」にあるように、小さい仕事から少しずつ実績を積み重ねて、徐々に大きい仕事が舞い込んできているようです。

これ、仕事の内容が違うから・・・と頭っから自分とは別物と判断している人はいませんか?私から見れば「ただ展開している分野が違うだけ」であり、翻訳の世界でも使えるヒントが、ものすごく沢山眠っています。

つまり上で書いたように

「あの藪内さんさえ、集中力が続かないと言っているのだから、自分が続かないのは当たり前じゃん」で終わっている」

とならないように、こういった記事から、どの部分がどう自分に反映できるのか、
しっかり自分の頭で考える→答えを出す→やってみる→結果を分析する

というサイクルを繰返し行いましょう。

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